浄土最新号がご購入いただけます!
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『浄土』2024年10月号/No.987
¥600
【死後の世界観】 帯津良一先生の連載で、有名人の死後の世界観が紹介されています。死後があったほうがよいのか、死後はないほうがよいのか。西方極楽浄土の存在があってこその浄土宗ですが、浄土宗や宗教に無縁の人たちの死後観はとても興味深いものでした。なお、帯津先生は、例外なく安堵の表情に変わる死に顔を通してあの世を確信され、この世とあの世を合せたホリスティック医学を推奨されています。 【お布施とキャッシュレス】 毎号、お寺に関わる社会変化を届けていただいている鵜飼秀徳師の「寺々刻々」の今回のテーマはキャッシュレス。世界の中では日本はキャッシュレスが遅れているものの、最近は「現金使えません」が急増しています。そうした中、お寺や神社にも押し寄せるキャッシュレスですが、今までの現金主義を現金文化という形で残すキーパーソンは寺社仏閣しかないようです。 【通巻1000号】 昭和10年5月に創刊された本誌が、再来年の令和8年1月号で通巻1000号を迎えます。創刊から89年という年月が経っていますが、戦前戦後の物資不足の中でも紙媒体を出し続けたからこそ、たどり着ける通巻1000号。そして時は流れ、いまや若い人に限らず、人々が手にするのは紙媒体ではなくスマホやタブレット。『浄土』<「じょーど」から『浄土』≪「じょーど」へ。
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『浄土』2024年9月号/No.986
¥600
【完全自力と完全他力】 当会は毎年6月に公開講演会を主催していますが、今年は「ブッダの教えと浄土思想」の題で佐々木閑先生にお話しいただきました。先生のご要望で講演時間は休憩なしの2時間、その冒頭の今回の講演の概略解説で、 《釈迦の仏教は「完全自力」、阿弥陀様のお救いは「完全他力」。この自力と他力は水と油、全くすり合わせようのないものが、同じ仏教の中に両立しているというのは非常に不思議ですが、その両方が一体どういう点でつながってくるのか》 と一気に聴衆が惹きつけられました。た。講演録を少々長い連載でお届けしますので、ご期待ください。 【浄土宗の大学と高校】 吉田淳雄先生の現代浄土宗の歴史が十一回目を迎え、浄土宗の僧侶養成や教育制度についてお書きいただき始めました。浄土宗に限らず、仏教諸宗派には僧侶養成を目的にした専門の教育機関があり、現在はそれが大学になっています。高校や大学に入ってみたら、なにやらお線香の匂いがするぞ、と感じた方も多くいらっしゃることだと思います。ちなみに浄土宗は、京都の佛教大学と東京の大正大学、そして高校もたくさんあります。 【創作四字熟語】 浄土掲示板でユニークな新四字熟語を紹介しています。作者は技術の進歩で様変わりしている速記界に新たな息吹を吹き込み続けている中根速記の中根康雄さんです。中根速記さんは大正時代に創業された業界のトップリーダーです。この業界を引っ張っている中根さんは24時間頭、速記界の明日とともに駄洒落や創作熟語に頭をフル回転させています。その魅力をお伝えするタテ3分の1の記事です。
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『浄土』2024年7月号/No.985
¥600
【大河ドラマの舞台は平安時代】 法然上人が生きた平安・鎌倉時代。その時代に生まれた『源氏物語』の作者、紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」。『源氏物語』の講座をライフワークにされている静岡県三島・願生寺の魚尾孝久師にこのドラマについての投稿をお願いしました。物語に精通している目で見るとその面白さが倍増するそうです。また念仏の教えが広がった社会背景も見逃せません。 【帯津良一先生の連載開始】 その軽妙で核心を突く文章が、多くの雑誌で掲載されるホリスティック医療の第一人者、帯津良一先生の連載がスタートします。既にご存知の方もいられるかと思いますが、帯津先生の「あの世観」はとてもお薦めです。あの世とこの世を合わせて生きることの賢さ、いかに人生を楽しく生きるかを、自身で実践しているお医者さんの言葉に大いに励ましてもらいましょう。 【絵師・俵屋宗達】 もう一本の新連載は歴史小説です。お墓に眠っている崇源院(江姫・徳川二代将軍正室)に自分の生きた時代から現代までを語らせた「崇源院ひとり語り」(『浄土』2023年4、5月号)に続く歴史小説です。今回は崇源院こと江姫を脇役として江戸時代を代表する絵師、俵屋宗達を描かれています。増上寺の勤行から始まる物語。今回は前回よりだいぶ長い連載になりますので存分にお楽しみいただけます。
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『浄土』2024年6月号/No.984
¥600
【若き女性への仏教入門】 当会発足当時の「真理の花たば―若き女性への仏教入門―」と題された佐藤良智師の連載を本誌デジタル編集部が赤坂明翔師が取り上げてくれました。同時に良智師が担当した「信仰相談」の記事も併せて掲載しています。当会の発足は昭和10年、明治以降鳴りを潜めざるを得なかった仏教が再び世に出た頃の勢いを感じてください。 【愚かな人々】 愚かな人って誰のこと、俺じゃないよ、私じゃないわ、となるのが当たり前のこと。誰も自分を愚かだとは思わないのが普通の人の性。ましてや悪人と言ったら、まるっきり他人事になるに違いありません。好評連載の「選択集本願念仏集」講義余話・第11回―愚かについ―、で阿満利麿先生が愚と悪をわかりやすく解き明かしてくれています。さて、自分の愚かさを再考してみましょう。 【住職交代のタイミング】 「ぶつぶつ放談」は、副住職が興味をそそられるテーマを取り上げています。後継者問題のひとつと言ってもよいのが、この交代のタイミング。最も後継者が見つからず悩んでいる住職には贅沢な悩みですが、いざ自分が一線から退くとなると決断が鈍るのも無理はないのかもしれません。しかし、さらりと執着から離れてことお坊さんかも。副住職の本音をお聞きください。
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『浄土』2024年5月号/No.983
¥600
【日本人の信仰】 『寺院消滅』というセンセーショナルな本が話題を呼んだのは2015年のことでした。それから10年。著者の鵜飼秀徳師には「寺々刻々」と題し、寺院に関係するテーマで連載していただいていますが、今月は日本人の信仰の形についての分析です。昔から宗教に関して世界的にも不思議な国と言われ続けている日本。さて、皆さんはどんな信仰、宗教観をお持ちでしょうか。そしてそれをどう考え、捉えているのでしょうか。 【出版の新しい形】 オンラインでデータを送って「本」を作るシステムはすでに浸透しているようです。とにかく便利になりました。今月号の「開教奮闘記」では海外向けのお経本を発行された話を番外編として書いてもらいました。筆者の笠原泰淳師に以前に少し相談を受けていたのですが、それがあのAmazonから出版されたのです。海外の念仏者向けの本ですので、販売から発送まで一括でできるAmazon、まさにベストチョイスです。 【極楽浄土のイメージ術】 毎月、読書会を開いてもらっている阿満利麿先生に講義余話として連載をいただいています。読書会には地方から足を運んでいただく方もいらして、阿満先生の人気に驚いています。どちらかといえば今時にはない厳しさが人気の理由の一つのようです。良い意味での緊張感を持った読書会、そして切り口鮮やかな連載とどちらも魅力的です。今月の誌面では極楽浄土をイメージする方法を説いた『観無量寿経』が取り上げられています。
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『浄土』2024年4月号/No.982
¥600
『浄土』令和6年4月号 編集前記 村田洋一 【ガチャゲーム】 ぶつぶつ放談の「副住職の不安」の中で「ガチャ」という言葉が出てきました。そうか、ガチャはゲームセンターにあるカプセルに入ったオモチャが出てくるゲームの愛称と気付いたが、そのガチャに「法話ガチャ」があることを最近知った。実物を見てみたいので、久しく足を運んでいないゲームセンターに行ってみよう。場所は渋谷が新宿か。 【現場の声】 笠原泰淳師の開教奮闘記が最終回となりました。全18回で国内、国外の開教のリアルを届けていただきましたが、笠原師版の英語の日常勤行式がこのタイミングで発行されることを伺い、もう一回特別編として5月号への執筆をお願いした。浄土宗の国内開教寺院は全国各地にあるが、その中でも成功している寺院の一つが笠原師の林海庵で、笠原師は当初から海外布教にも取り組んできている。その現場の声の集大成がこの英語版日常勤行式「OTUTOME」なる。Amazonで扱っています。 【開宗850年】 今年は浄土宗の教えが確立して850年目になる。「ときは今、ところ足元」の連続で私たちの日常は過ぎていくが、こうした節目は大切にしないといけない。かつて断食道場に入ったおり、3食がない日を数日間過ごした。ご飯がないから、朝飯前はなく、昼ご飯までにもない、そして、晩ご飯の後で、もない。ご飯が1日の大きな区切りを果たしていることに気がつかされたことをよく覚えている。私たち生活や人生に区切り、というのは大切なもののようです。
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『浄土』2024年2/3月号/No.981
¥600
【大切な開教寺院】 寺院紀行では埼玉県所沢の自然寺を訪れてもらいました。それまで浄土宗寺院がなかった所沢に2003年に新しいお寺ができ、20年が過ぎました。二世住職が開山上人の思いを引き継ぎ、昨秋には本堂などが落慶しました。そして、お墓の計画もスタート準備に入っています。まさにゼロからが開教で、ひとつずつ丁寧に積み重ねるという大切なことを改めて教えてもらいました。 【QRコード】 世間に溢れ出したQRコード。とても便利で、本誌でも目次などに掲載しています。新年号からの表紙は、法然上人二十五霊場をスケッチで紹介していますが、登場いただく寺院のホームページ、二十五霊場会ホームページにつながるQRコードです。参拝情報を活字よりも、最新情報が加味されたオンラインで見てもらう、本当に便利ですね。 【じょーどの話】 当会のオンライン『じょーど』もはや4年目を迎えようとしています。本誌『浄土』との連動企画、48字でつづる「法然上人と私」にご投稿をいただいたり、アンケートの窓口になったり、表紙の絵が気に入ったとサポーターが増えたりと、大いに活躍しています。思えば、まさにオンラインは開教寺院と一緒で、ご縁を持ちにくい方への入り口になっています。この紙媒体にはない魅力をますます活かしていきたいものです。
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『浄土』2024年1月号/No.980
¥600
『浄土』令和6年1月号 【浄土宗開宗八百五十年】 浄土宗開宗八百五十年という区切りとなる年を迎えました。宗を開いたというより、法然上人が念仏の教えを確立してからだとは思いますが、850年も経った今もその年月を振り返ることができるのは大変有難いことです。本誌とWebでは、記念企画として「48字でつづる法然上人」の投稿を募集しています。記念すべき令和6年に是非ご投稿下さい。また、記念販売中の「法然上人を写そう」(写仏の上人版)もお楽しみ下さい。 【表紙は法然上人二十五霊場】 同じく記念企画として、この1月号から表紙を法然上人二十五霊場のスケッチで飾ります。 京都の浄土宗寺院の檀家さん、画家の中井美樹さんにお願いしました。柔らかな水彩スケッチ画で、写真では見慣れている二十五霊場が新鮮に映る表紙です。また、絵の中に中井さんご自身も書き込んでいただいています。本誌は令和8年の1月号で通巻1000号を迎えますが、その年の初夏まで続くロングランとなります。どうぞ毎号、お手元に。 【平塚の善徳寺】 寺院紀行では神奈川県平塚の善徳寺に伺ってもらいました。地元平塚の歴史を境内に残す名刹です。平塚は東海道の宿場町ですが、相模川の河口に江戸幕府公認の須賀湊があったこともあり、江戸時代、相模国の交通の要衝として大いに栄えました。その歴史はなかなか魅力的です。今は小田原や茅ヶ崎、藤沢に押され気味ですが、その辺りにある会社の本社の多くは平塚にあるのです。JRの駅ビルが最初にできたのも平塚です。平塚、いいです。
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『浄土』2023年12月号/No.979
¥600
【大教院時代の浄土宗】 現代の浄土宗をテーマした連載の4回目は大教院と浄土宗①。明治政府の大きな宗教政 策の転換に翻弄された仏教界。とても大きな犠牲を強いられたのが増上寺だったようです 。その増上寺に大教院時代の史料が残っているか、問い合わせして調べてみました。多く の資料の中にいくつかですが、大教院の文字を見つけ出せました。誌面上、次号になりま すが、その一部をご覧いただく予定です。 【回向について】 浄土宗では年回法要の主な目的は故人への回向です。現世に生きる私たちができること は故人を思い起こし念仏を称え、その功徳を回し向けること。念仏は自分自身の往生を阿 弥陀様にお願いする為ながら、そこにもう一つ意味を持たせています。読書会と本誌連載 をお願いしている阿満利麿氏は、念仏は自分のためだけで精一杯、回向は無理ですと述べ られています。一宗派にこだわらず、こういう見方にも大いに触れたいものです。 【漫画の魅了全開】 連載漫画「浄土宗のお祖師様」は本誌の人気連載の一つです。そして、誌面で読んでも らうだけでなく、大正大学での授業にも使われています。漫画は日本が世界に誇る文化の ひとつですが、活字よりも漫画で育った世代にとっては親しみやすいということです。そ して、今度は浄土宗の大本山光明寺の記主禅師研究会からお声が掛かり、冊子になる予定 です。著者にとっても編集部にとってもこの上なく嬉しいことです。
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『浄土』2023年11月号/No.978
¥600
【福島県郡山の善導寺】 寺院紀行に登場する福島県郡山の善導寺は、若い住職がInstagramとFacebookを活用してお寺をアピールし、地元との縁を深めている注目のお寺です。お寺のここかしこにQRコードが貼られています。どうしても年配の方が集まりやすいのはお寺の宿命ですが、そこに若い息吹をどう吹き込むか。この課題に果敢に挑んでいるのが茨城県結城の名刹、弘経寺からやってきた中村宣孝住職です。この後、ぜひアクセスしてみて下さい。 【お寺の広報と情報戦略】 このオンラインの「じょーど」を支えてくれているのが、デジタル編集部員の小路竜嗣師です。浄土宗きってのデジタル通でコロナ禍でのオンライン会議では大活躍。その存在は、まさに余人を持って代え難く、今後の貴重な存在であり続けること間違いなし。その小路氏の連載、「あなたもお寺のCIO」では、広報と情報戦略がテーマに。お寺にとっての広報の必要性とその具体案も提言してくれています。 【来年の表紙は二十五霊場のスケッチ】 来年、令和6年は浄土宗開宗八百五十年を迎えます。当会でも記念企画を行っていますが、来年からは二十五霊場をスケッチで紹介していきますので、どうぞお楽しみに。お書きいただくのは京都在住で、浄土宗寺院の檀家でもある女性画家の中井美樹さん。その中井さんが、『とっとのレシピとハンバーガー』(さく水野壮勇 え中井美樹・文芸社)という絵本を出版されました。物語の中にハンバーグのレシピが載っている、という新しく面白い試みに心が躍りました。
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『浄土』2023年10月号/No.977
¥600
【日蓮宗と日蓮正宗】 「ぶつぶつ放談」の他宗を知ろうシリーズは日蓮宗です。東京都江戸川区の妙勝寺、高松 孝行住職、神奈川県横浜市の善行寺の灘上智生住職にお話を伺いました。日蓮宗というと 折伏というイメージが頭をよぎり、その思いを持ちながらのインタビューでしたが、お二 人とも穏やかな人柄で懇切丁寧に説明していただきました。折伏は日蓮正宗で、日蓮正宗 と日蓮宗とは全く違く教団だということでした。ということで、イメージ、払拭。 【ブラジルの寺院を訪問?】 「寺院紀行」は初のオンライン取材をしてもらい、地球の裏側であるブラジルの開教寺 院にご登場いただきました。ブラジルで4番目の開教寺院となるクリチバ日伯寺で、現在 ブラジル開教70周年に合わせ本堂建立事業のための募金を進めています。ブラジル開教の 先駆者、長谷川良信師の理念を実践するクリチバ日伯寺主任、大江田晃義師が来日、落慶 する日まで日夜邁進されています。応援します。 【仏教おススメ書籍】 「仏教おススメ書籍」の著者、原口弘之師は自坊で若手僧侶と勉強会を長らく続けられ ています。こうした真面目な師に選んでもらう書籍は、仏教に興味を持つ人はもちろん、 若手の浄土宗僧侶にも必読のラインナップになります。今や本はオンラインで購入するも のとなりつつありますが、原口師のおススメ理由に興味が湧いたら、ぜひカートに入れる をクリックして下さい。
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『浄土』2023年9月号/No.976
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年7月号/No.976 『浄土』令和5年9月号 今号のみどころ 【浄土宗の近現代史スタート】 昨年12月号のインタビュー記事(Webの『じょーど』で読んでいただけます)でお知らせした明治維新以降の浄土宗史が始まりました。吉田淳雄師の意欲作です。浄土宗に限らず、近現代史は今につながるテーマですのでなかなか手がつけにくいものです。ですが、誰かが手をつけなければ始まりません。今回は吉田師と服部祐淳デジタル編集部員の強力な二人三脚で進めていきます。みなさまからのご意見、ご要望を遠慮なくいただけると幸いです。 【「微風吸動」こぼれ話】 三人の方に交代で連載いただいている「微風吸動」。エッセイとして身の回りのことを書いてもらっています。今回の工藤量導師は、「幸せのデザイン」と題し、法然上人の念仏の教えをユニバーサルデザインにたとえ、とてもわかりやすく解説してくれました。こうした時代に合わせた念仏の伝え方はとても大切だと思います。工藤師の着眼力、分析力に大きな拍手をおくります。ただ、当初のタイトル「凡夫最適化のデザイン」が気に入っていましたが、初校で著者の赤が入りました。このままでとお願いしましたが、もちろん著者優先。ちょっと、いやとても残念でした。 【貴重な大成寺の史料】 デジタル編集部の赤坂明翔師と共に釧路の大成寺を訪れました。北海道の釧路にある大成寺ですが、第四、五世が中央の情報に敏感な僧侶で、明治から昭和にかけて色々な雑誌や書籍、新聞を定期購読されていました。そして幸いにも戦火から免れ現存しています。中でも貴重なのは、定期刊行物はもとより、抜き刷り的な小部数印刷の小冊子でした。そうした史料が出てくると、歓声を上げ、目を輝かせていた赤坂師が印象的でした。
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『浄土』2023年7-8月号/No.975
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年7月号/No.975 『浄土』令和5年7月号 今号のみどころ
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『浄土』2023年6月号/No.974
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年6月号/No.974 『浄土』令和5年6月号 今号のみどころ 【観智院と真生同盟】 浄土宗が江戸初期に大いに興隆したのは徳川家康と増上寺住職の観智国師の出会いがあり、増上寺が徳川家の菩提寺となったからでした。いわば観智国師は浄土宗の中興の祖。その観智国師が晩年に隠棲した誠諦庵が観智院と寺名を変え今日に至っています。その観智院に昭和になって土屋観道上人が晋山、そして現在は24時間念仏やオンラインでの世界同時念仏会を開く真生同盟の拠点となっています。寺院紀行で観智院を訪れました。 【善光寺のおびんずる様】 盗難事件で注目された信州善光寺のシンボル、おびんずる様。事件発覚時、善光寺の事務局はてんやわんやだったそうです。そこの法務局長でもある淵之坊住職の若麻績亨則師に原稿を寄せていただきました。事件の経緯もさることながら、おびんずる様にまつわる行事や慣習をご紹介いただいています。「みなさん、おびんずる様の触わると病が治る」のはなぜだと思いますか。 【仏教おススメ書籍】 新企画の「仏教おススメ書籍」をお届けします。おススメ書籍を選んでもらうのは東京幡ヶ谷の清岸寺住職、原口弘之師。編集部から、若手僧侶に読んでもらいたい本、という切り口でお願いしました。不定期連載でページ数も時に応じてお届けします。原口師は自坊で若手僧侶とともに勉強会を開催するなど、日頃よりアンテナを張りながら、研鑽を積まれています。どんな本が紹介されるのか楽しみです。 【講演会と連動で『選択集』を】 こちらも新連載の「『選択本願念仏集』講義余話」。当会主催で阿満利麿先生の読書会を5月から開催しています。阿満先生主催の連続無窮の会の皆様、以前に阿満先生を講師に迎えられた仏教鑽仰会の皆様、当会会員、そして看板を見てご参加いただいた一般の方々、と多くの方にお越しいただきました。この講演会と連動して『選択本願念仏集』に込めた法然上人の思いを届ける企画となっています。全18回のロングランです。
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『浄土』2023年5月号/No.973
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年5月号/No.973 『浄土』令和5年5月号 今号のみどころ 【Chat GPT】 若手僧侶に向けた「ぶつぶつ放談」でAIの対話ソフト、Chat GPTを取り上げました。三菱総研時代からAIに携わり、その変化を追い続けている今岡達雄浄土宗総合研究所所長、ジャーナリスト僧侶(?)の鵜飼秀徳師、当デジタル編集部のITメッセンジャーこと小路竜嗣師の鼎談を2回にわたってお届けします。 取材した3月にはまだ耳慣れなかったChat GPTですが、今(4月中旬)では日々の話題の中心に。月刊誌のタイムラグはあるものの、若手僧侶へのメッセージは届くはずですd。 【街道探訪】 お江戸日本橋から延びる五街道をたどる旅。今号の奥州街道最終回で幕を閉じます。謎のプロフィールの筆者の森清艦氏ですが、その原稿は緻密な資料分析をもとに淡々と描写し、明快そのもの。その森氏には2005年1月号の「熊野古道を行く」から最長連載の「江戸を歩く」など都合7テーマ、18年間に及ぶ連載をいただきました。今号では長期連載を終えての一文を寄せてもらいました。街歩きや旅行好きの皆様から単行本化の声が聞こえ始めています。 【開教奮闘記】 東京多摩市で浄土宗寺院を開山された笠原泰淳師。一言で開山と言っても、ゼロから一か寺を建立するまでには山あり谷あり、苦難の連続。連載7回目から今号まで3回続いた「寄り添う」の最終回。初めて会う人たちと心を繋げ合うにはこの「寄り添う」姿勢、「寄り添う」心が大切という。そして、この「寄り添い」は何も僧侶に限らないキーワード。笠原師のものの見方やその言動を誌面から、行間から滲み出ていますので、ぜひ寄り添ってみて下さい。
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『浄土』2023年4月号/No.972
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年4月号/No.972 『浄土』令和5年4月号 編集前記 村田洋一 【新連載】 表紙の裏(表2)で新連載がスタートしました。大本山増上寺、総本山知恩院の布教師であり、当会の理事長である長谷川岱潤師の「心に響く言葉」です。浄土宗の開宗850年(令和6年)、『浄土』の通巻1000号(令和8年1月号)に向けての当会からの法然上人への想いを込めるページにしたと思っています。 【特別寄稿】 NHK大河ドラマで、徳川家康が従来のイメージとは異なり、なにやら毎回慌てふためいていますが、その家康が子育てについてのアドバイスをおくったのが義理の娘のお江。お江とは家康の息子秀忠の正室です。彼女は夫より先に逝去し崇源院と贈り名されましたが、その崇源院が一人語りで生涯を振り返る原稿を前後2回でお届けします。 【奇しくも……】 奇しくも鵜飼秀徳師の寺々刻々と小路竜嗣師のあなたもお寺のCIOで扱ったテーマがAIとの対話ソフト、Chat GPTで重なりました。お二人は、かたやマスコミ、かたや大手情報機器メーカーの出身という、情報を先取りする珍しいいお坊さん。見事に揃ったこのテーマ、別の切り口の企画にしたいと思っています。 【寺院紀行】 「関東の華」と徳川家康と岩倉具視が評した群馬県の前橋。その前橋のお寺を真山剛氏に訪れてもらいました。本寺の雲晴院、兼務寺院の西福寺と長建寺、と3か寺の住職である茂木恵順上人が大本山増上寺の御忌唱導師を務められので、それに併せた寺院紀行です。4月7日には増上寺へ、応援団が大型バス11台で乗り付けるとのこと。お練り行列と庭儀式はどなたでも見られますので、4月7日13時過ぎに増上寺(港区芝公園)へお越し下さい。 【970冊の表紙で】 背表紙の裏(表3)で、令和5年1月25日にWebで公開したデジタル編集部作のモザイクのイラストバージョン版法然上人を載せました。『浄土』が創刊されたのは昭和10年5月、以来多くの先輩達が継いできた『浄土』は今年1月号で通巻970号。その表紙を並べて描いた漫画チックな愛くるしい法然上人です。リアルバージョンもありますが、それは当会Webページでご覧ください。
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『浄土』2023年2/3月号/No.971
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年2/3月号/No.971
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『浄土』2023年1月号/No.970
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2023年1月号/No.970 【特別寄稿】 浄土宗大本山増上寺法主小澤憲珠台下にご寄稿いただきました。昨年8月に入山され、晋山式は本年3月に厳修される予定です。当会との最初に繋がりは、平成12年の寺院紀行で東京・八王子のご自坊、極楽寺さんへ訪問させていただいたこと。それと、台下のご尊父である小澤勇貫上人の『浄土』へのご寄稿をまとめた冊子の発行手伝いをさせていただいたことです。新台下には、法然上人の口称念仏による一宗開宗の魅力を綴っていただきましたので、どうぞお読み下さい。 【追悼特集】 当会の会長、佐藤良純先生が昨年遷化されことを受け、永年に渡りお付き合いされていた三上人に追悼の原稿をいただくなど、追悼特集を組みました。特集を組むにあたり『浄土』のバックナンバーを開いてみると、多くの諸大徳の追悼特集を組んできたことに気付かされました。ご縁に中に生きている私たち。有志により立ち上げられ、会員により支えられ続けづけている当会にとって、こうした特に深いご縁をいただいた先達への感謝は大切にしていきたいと思います。
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『浄土』2022年12月号/No.969
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2022年112月号/No.969
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『浄土』2022年11月号/No.968
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2022年11月号/No.968
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『浄土』2022年10月号/No.967
¥600
法然上人鑽仰会発行『浄土』2022年10月号/No.967 村田編集長の編集前記 ○巻頭『浄土アーカイブ「法然上人の経済思想」友松圓諦を語る』 当会デジタル編集部の赤坂明翔師によるシリーズで、ぜひご一読いただきたい。当法然上人鑽仰会の設立にも繋がる友松圓諦師の仏教復興運動と圓諦師の仏教への視点は、これからの仏教者や仏教諸教団にとっての貴重な参考意見になるに違いない。 ○ぶつぶつ放談 他宗を知ろうシリーズに浄土真宗本願寺派にご登場いただいた。真宗十派を代表してもらって話を伺ったのだが、浄土宗との違いが大変興味深い。また話を伺っていくと、浄土真宗本願寺派と真宗大谷派、いわゆる「お西さん」と「お東さん」に思っていたよりも違いがあって驚いた。教えられることばかりのこのシリーズ、今回も楽しく話を伺っている。 ○インド・釈尊あれこれ紀行 当会佐藤良純会長の連載「インド・釈尊あれこれ紀行」が25回目を迎えた。インドへの渡航が40回を超える佐藤師に、今回はインドへ初めて行く方が間違いなく訪れるビハール州の多様な歴史を書いていただいた。釈迦が悟りを得た地、ブッタガヤをはじめ、この州には今は1パーセント程度となったインドの仏教ながら、その史跡がここかしこに残る地だ。
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『浄土』2022年9月号/No.966
¥600
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『浄土』2022年7-8月号/No.965
¥600
◯新連載 「林海庵 開教奮闘記」 浄土宗寺院がない地域に、浄土宗が支援し新しい寺院を建てるという浄土宗の開教は20数年前にスタート。昨年までに20余の新しいお寺が建立されています。 新しいお寺を作るには多くの困難を伴います。許可の問題、資金の問題、既存寺院との問題などなど。こうした数々の問題を乗り越えた東京都多摩市の林海庵の開教奮闘記を今月より18回にわたりお届けします。 開教寺院、林海庵の開山上人は笠原泰淳師。笠原開山上人はSNSでも大活躍。林海庵のホームページやツイッターをフォローされている方も多いかと思います。どうぞこの連載も合わせてお読み下さい。 ◯好評連載 「寺々刻々・単立寺院」 檀家の菩提寺離れが言われて久しいですが、お寺の宗門離れもとまらない、というルポです。各種メディアで活躍中の鵜飼秀徳師(ジャーナリスト・京都正覚寺住職)の連載「寺々刻々」では単立寺院を取り上げました。単立寺院とは天台宗とか浄土宗といった宗派に属さない寺院のこと。宗派と各寺院は包括寺院と非包括寺院という関係ですが、この包括関係を解消するのが単立化。いわば群れに属さない一匹狼になることです。 なぜ、宗派と袂を分つのか。その実情と背景を探ります。 ◯特別寄稿 「専修念仏に生きる―浄土宗と浄土真宗―」 その単立寺院のひとつに京都の法然院があります。浄土宗系のお寺です。鹿々谷の法然院といえば、その手入れの行き届いた白砂壇の庭が有名で、観光で訪れた方も多いでしょう。その法然院の梶田真章貫主(一般寺院の住職にあたる呼び名)に原稿を寄せてもらいました。 「浄土宗と浄土真宗ってどこが違うの?」とは浄土宗系のお坊さんが尋ね続けられてきた質問です。法然上人の教えと、法然上人に救われた親鸞聖人のスタートラインは一緒でした。それを踏まえての梶田貫主の念仏観をお届けします。
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『浄土』2022年6月号/No.964
¥600